プロジェクト進捗

2016.03.10

【伊達水蜜園】デザイナー河野さんに訊く、ロゴ制作とその後!

こんにちは~!small design centerスタッフのさいとうです。

2015年3月にsmall design centerで行われた、桃を囲む交流会! 
ここから「【東北】果樹園の新たなブランドづくり、最初の一歩となるロゴマーク。」のプロジェクトは動き出しました。

ロゴマーク依頼主は伊達水蜜園、佐藤佑樹さん。佐藤さんは、全国でもトップクラスの桃の生産量を誇る福島県の伊達地域で水蜜桃(すいみつとう)をはじめ、さくらんぼやリンゴなどの果物を主に栽培されています。
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ロゴ制作をされたデザイナー河野愛さんは、東京でデザイン、パッケージ、ロゴマーク、フライヤー、商品企画などのグラフィックデザインのお仕事をされています。7月の打ち合わせでは、色々なデザインの提案をされていましたね。
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交流会からはや数ヶ月が経ち、伊達水蜜園のロゴが完成し、デザイナーの河野さんの活動にもすこし変化があったようです。 今回は、河野さんに伊達水蜜園のロゴ制作の事や、そして河野さんのこれからの事についてお話を伺いました。

-ロゴ制作を振り返って、地方でのお仕事と東京でのお仕事とで何か感覚的な違いはありましたか?
「地方のお仕事の方が、ゆっくりな気がしましたね。もっと短期間での完成も可能だったと思いますが、気付いたら長期に及んでいました。制作中に、佐藤さんから『収穫期なので1か月丸々連絡取れません』という連絡もあったりで。笑 普段の東京でのお仕事は締切が短くバタバタしがち、、ですが今回は特にロゴだからこそ焦って作りたくなかったので、時間をかけてしっくりくるものをつくれて良かったです。」

-制作はどのように進みましたか?
「佐藤さんとお会いして、農園を見せてもらったり、しっかり一対一で話をしましたね。話をしていくうちに佐藤さんの人柄・考え方・今後の展望がわかってきました。中国春明時代の孫子の兵法やお父さんの『目先の流行ではなく、先々を見て戦略を立てよ』という考えを大事にされているようで、伊達水蜜農園の今後についても、『人から人へ農業をつなげていくような、そして、何十年後も続くような果樹園にしたい』という思いをお持ちでした。だからこそ私もその事を意識して、じっくりロゴ制作に取り組めました。」
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-そんなロゴが秘めるものは?
「このロゴは佐藤さんが物事を『俯瞰』しているようなイメージで、地図を俯瞰してみて、果樹園の地図記号と伊達水の『Ⅾ』を、そして果樹らしくみせるために葉っぱのマークを付けて作りました。それから、棒は先が矢印になっていて、それは『将来』を指しています。先を見据えた農業、そういった意味を込めています。」

-ロゴ完成後、その他の展開などありましたか?
「そうですね。最初にロゴが出来て、それを発表・紹介をする時に『もの』となっていた方が分かりやすいと思い、佐藤さんに提案し、名刺が完成しました。」
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「それから、今後はWEBサイトとギフトボックスの制作にもあたる予定です!WEBサイトは、農産物や商品として見せるより、食べるイメージが想像できるようなテーブルシーンや普段の生活の中にある林檎の写真を使用したり、雑誌を見るような感覚のものにしたいですね、と佐藤さんと話しています。」


実は河野さん、「桃を囲む交流会」の時にいらっしゃった方と繋がり、「たじまのお米」のパッケージ・パンフレットの制作もされたそうです。ここからは河野さんの最近とこれからの事について伺いました!

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「small design centerで出会って、お仕事を頂き、デザインを担当しました。兵庫県の但馬には毎年コウノトリが来るそうで。お米のパッケージでは、コウノトリの白い体をイメージして全体を白に、そして赤い足で但馬に飛来してくるイメージで足跡も加えました。このデザインは、私にとって2つ目の農業系のものになりました。」

-そういえば、河野さん、岩手でツアーに参加されていましたよね。
「はい。岩手のツアーは、観光ももちろんですが移住促進を目的とされているもので、2泊3日で盛岡・遠野のまちを歩いたり、古民家に宿泊したり、現地の方や移住された方との交流がありました。」

-そうなんですね。 河野さんは、移住を考えていらっしゃるんですか?
「そうですね、少し考えています。イメージとしては、住む場所は地方で、仕事があるときに東京に戻って来るとかが現実的かなと。半移住のような。というのも、地方の方がいろいろ出来そうで、面白そうだなと思って。」

-どのあたりに移住したいというのはありますか?
「まだまだ考え中ですが、場所としては長野がいいかなと思っています。地理的に見ても、出身の大阪とこれまでの仕事の拠点であった東京の中間のあたりで良いと思い。それと、長野の松本が好きなんです。バスなら東京から四時間で行けます。松本は民芸のまちのようで、民芸品がまちに溢れていました。他にも、古民家、ギャラリーなどなど、街に根付いている小さなお店が多い印象があります。

-へぇ~!ちなみに、お店を構えたいと思っていたりしますか?
「はい、やってみたいと思いますね!実は今、デザインの仕事とは別で、西荻窪のコーヒースタンドでも働いています。デザインだけやっていると窓口が狭いんです。出会う人が限られているなぁと。でも、コーヒーや物販などの小売りだと、いろんな人が来るから、窓口が広がって、いろんな人と知り合えるんじゃないかと思いました。窓口をつくるという意味でも、仕事をつくるという意味でも良いなと思うので、コーヒーとデザインをゆくゆくは一緒にやっていけたらなぁと思っています。」


河野さん、ご報告ありがとうございました!
佐藤さんの営む伊達水蜜園のこれからも、デザイナー河野さんのこれからも、なんだかわくわくする未来が待っていそうですね!
2016年も「たとえば農家とデザイナー」 佐藤さんと河野さんのような出会いがもっと生まれ、繋がっていける場として、small design centerがお手伝い出来たらと思っています。今年もsmall design centerをよろしくお願いします!